食品ロスを考えてみましょう


ページ番号1045552  更新日 2023年12月21日


食品ロスとは何のこと?

食品ロスとは「本来食べられるのに捨てられてしまう食品」のことをいいます。

食品ロスの発生源は、大きく「事業系食品ロス」と「家庭系食品ロス」の2つに分かれます。

なかでも家庭系食品ロスは、「直接廃棄」、「過剰除去」、「食べ残し」に分類できます。

食品ロスの現状を見てみよう

国内の現状

農林水産省によると、国内では年間523万トンの食品ロスが発生しています。その内訳は、事業系が約53%(279万トン)、家庭系が約47%(244万トン)となっています。
この量は国民1日当たり約114グラム、お茶碗1杯分に相当する量を無駄にしてしまっていることになります。
(図表1参照)

また、環境省が行った調査によると、家庭系の食品ロスは食品廃棄物の33.2%を占め、その内訳は直接廃棄が15.0%、過剰除去が4.6%、食べ残しが13.7%となっています。
(環境省 食品廃棄物等の発生抑制及び再生利用の促進の取組に係る実態調査 令和4年度より)

 

[画像]国内の食品ロス量に関する農林水産省が作成した円グラフ。事業系食品ロス(全体の53%、年間279万トン)の内訳は、食品製造業24%(125万トン)、外食産業15%(80万トン)、食品小売業12%(62万トン)、食品卸売業2%(13万トン)。家庭系食品ロスは全体の47%(244万トン)。国民1人当たりの食品ロス量は、年間約42キログラムで、年間1人当たりの米の消費量(約51キログラム)に近い量。(28.7KB)

武蔵野市の現状

武蔵野市では、年に1度、ごみにどのようなものが含まれているかを調査しています(ごみ組成分析調査)。
このなかで市内の家庭で発生する食品ロスの割合を調べています。

可燃ごみのなかで、生ごみ(厨芥類)は約38%を占めています。
また、生ごみ(厨芥類)の中の食品ロスは全体の約36%を占めています。そのうち、直接廃棄は13.5%、過剰除去5.7%、食べ残しは16.8%でした。
(図表2参照)

[画像]積み上げ棒グラフ:武蔵野市の食品ロス量(32.4KB)

食品ロスを減らすために何ができるの?

食品ロスを削減するために、皆さんができることをご紹介します。

買い物前に食材をチェックしましょう

買い物をする前に、冷蔵庫にある食材をチェックしましょう。必要なものをメモにリストアップしたり、スマートフォンで冷蔵庫の中身を撮影することで、買い物時の参考にできますよ。

適切に保存しましょう

食品に記載された方法で保存することを心掛けましょう。
肉、魚、野菜など、新鮮なうちに冷凍保存すると長持ちします。
その際、下茹でしておいたり、小分けにしておいたりすると、調理も楽です。

食材を上手に使い切りましょう

冷蔵庫に残っている期限が短い食品から使いましょう。
作りすぎて残った料理はリメイクレシピで工夫してみましょう。
また、武蔵野市公式のcookpadには、食品ロス削減を意識したリメイクレシピを多数紹介しています。
ぜひご活用ください。

食品ロス削減のサービスを活用しましょう

武蔵野市では、令和4年4月にフードシェアリングアプリ「TABETE」を運営する株式会社コークッキングと連携協定を締結しました。店舗が、まだおいしく食べられるのにこのままだと捨てなければいけない商品をアプリに出品し、食べたい人はアプリ上でクレジットカード決済後、店舗に受け取りに行きます。事業者の皆さんは廃棄コストを削減でき、市民の皆さんは割引商品をお買い物できる、環境にもお財布にもやさしいサービスです。

 

[画像]TABETEご利用の流れ。1.レスキュー待ちの商品を探す!2.登録カードでかんたん決済!3.時間になったらお店へGO!4.スマホを見せて受け取るだけ!(105.3KB)

関連情報リンク


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