雨水の浸透や貯留を進めています

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ページ番号1005730  掲載日 2022年5月12日

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 市では、雨水を浸透・貯留させる施設の設置を進めることで、浸水被害の軽減・水環境の保全に取り組んでいます。さらに、平成24年度に「雨水の地下への浸透及び有効利用の推進に関する条例」を制定し、各家庭での浸透施設の設置を進めて地下水を育み水循環を改善することにも取り組んでいます。

雨水貯留施設

施設の写真

 北町保育園園庭地下に局地的大雨時に道路上にあふれた雨水を一時的に貯留する施設を設置しました。貯留した雨水は、晴天時に排水ポンプにより下水道管へ流します。また、施設内の水位及び貯留量は、市ホームページからリアルタイムで確認できます。
この施設により都市型浸水被害の軽減を図り、水害に強い都市づくりを進めます。

  • 施設名:吉祥寺北町一丁目雨水貯留施設
  • 貯留容量:約4,500立方メートル
  • 総事業費:11億8920万円

雨水貯留浸透施設

設置工事の写真
市立第一中学校校庭の地中へ施設設置中の様子

 雨水貯留浸透施設は、下水道管への負担を軽減するため、敷地内に降った雨水を貯留し地下に浸透させていきます。また、地下水のかん養、河川や海の水質保全など「水の循環システム」の改善効果もあります。平成18年度から市内の小・中学校の校庭に雨水貯留浸透施設の設置を進め17校が完了しました。

市立小中学校における雨水貯留浸透施設設置状況

年度

学校名

貯留量(立方メートル)

平成18年度 第四小学校

500

平成19年度 井之頭小学校

500

平成19年度 第四中学校

600

平成20年度 本宿小学校

500

平成20年度 大野田小学校

450

平成20年度 関前南小学校

500

平成21年度 第三中学校

600

平成21年度 第五中学校

800

平成22年度 第五小学校

500

平成23年度 第一小学校

500

平成24年度 第三小学校

500

平成25年度 第一中学校

600

平成27年度 第二小学校

500

平成28年度 第六中学校

400

平成29年度 千川小学校

400

令和元年度 境南小学校

400

令和3年度 桜野小学校

550

雨水浸透ます・雨水タンク

 市では公共用地への雨水貯留浸透施設を設置していますが、雨水浸透による治水対策、水環境の保全、雨水の有効活用を進めるためには十分ではありません。かつて雨水は、畑や土の地面から浸み込んでいましたが、今では市の大部分の地域が市街地となり、直接下水道管に流れ込んでいます。市民の皆さんのご協力で、仮に一時間につき約3トン(市で定める一棟当たりの対策量〈計算値〉の平均)の雨水を浸透できれば、市内全域2万4000棟では一時間につき約7万トンもの雨水を浸透することができます。(注意)1トン=1立方メートル(水の場合)

助成制度を活用ください

 市では、個人が所有する住宅などに設置する雨水浸透ます(事前申請)・雨水貯留タンク(事前相談・事後申請)を対象とする助成制度を設けていますので、是非ご利用ください。

雨水浸透ます(雨水を直接地下に浸み込ませることができます)

  • 新築住宅:助成単価(材料費)×必要数量
  • 既存住宅:助成単価(材料含む工事費)×必要数量+付帯工事費(上限あり)

    (既存住宅への雨水浸透ます設置に関しては、本人負担を大幅に軽減しています。)

雨水タンク(雨水を一時的に溜めます。植木への散水や非常時の雑用水としても利用できます)

  • 小型(150リットル未満):3万円または本体価格+設置費(税抜)の4分の3のいずれか低い額
  • 中型(150リットル以上):5万円または本体価格+設置費(税抜)の4分の3のいずれか低い額

(小型、中型ともに設置費の助成額の上限は1万円です。)

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このページに関するお問い合わせ

環境部 下水道課
〒180-8777 東京都武蔵野市緑町2-2-28
電話番号:0422-60-1868 ファクス番号:0422-51-9197
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